コースとの相性は全選手中一番 松山英樹「ワクワクする」
2017/05/31 07:15
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(30日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392 yd(パー72)
2週間の休みを挟んでツアーに復帰する松山英樹。今大会は2014年に米ツアー初優勝を飾った思い出のミュアフィールドビレッジが舞台で、「大会の雰囲気も他とは違うし、ワクワクする」と開幕前の心境を語った。
大会には今年で4度目の出場となるが、過去3回(計10ラウンド)の平均ストロークは「69.80」で、これは当地で10ラウンド以上をこなした選手のなかで最もよいもの。ちなみに2位のマット・クーチャーは「70.24」で、松山が唯一60台の選手でもある。
土曜日に現地入りし、日曜日はアウト9ホール。月曜日は石川遼とともに18ホールを回り、この日火曜日はイン9ホールをラウンドした。あすのプロアマ戦を含めると、開幕までに計3ラウンドをこなす予定だ。
まだ、ショットもパットも本来の調子とは言い難い。練習場では何度も大きなため息をつきながらショット練習を繰り返し、「心が折れそう」と苦笑いでつぶやく場面も。「またここで優勝するって言いたいけど、思うようなスイングもできないし、パッティングもうまくいっていない」という現状。「なにか1つでも良いきっかけを掴めれば」と、2週間後のメジャー大会「全米オープン」も見据えた戦いとなりそうだ。
「ここで勝ったときは、その大きさを全然分かっていなかったような気がする。3年経って、改めてコースの難しさも知っている」と、慎重な姿勢は崩さないが、まだ開幕2日前。アクセルを踏み込むのは、もう少し先でも大丈夫だ。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)