パー3コンテストが史上初の中止 谷原秀人は家族プレーがキャンセルに
2017/04/06 07:13
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
大会開幕前日に開催される毎年恒例のパー3コンテストが5日(水)、悪天候によりプレー途中で中止になった。雷雲が接近したため、予定よりも1時間半遅れの午後0時30分にスタート。2時前には再度サスペンデッドのサイレンが鳴り、そのままキャンセルを余儀なくされた。
本戦用の18ホールに隣接する、9ホールのパー3コースで行われるイベントでは、各選手の家族や友人が多くキャディを務める、本戦前のリラックスタイム。日本勢は谷原秀人、池田勇太が出番を待っていたが、スタート前に中止が決まった。
1960年にコンテストが開始されて以来、中止になったのは史上初めて。マスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペインはギャラリーの安全を最優先して決定に至ったことを明らかにした。
絢香夫人と長男の悠人(ゆうと)くんをキャディに起用した谷原。「残念だったね。パターできなかったね、悠人」と、白いツナギ姿でパターを握っていた愛息を慰めた。この日は午前中にドライビングレンジでの打ち込み、アプローチ練習を済ませて最終調整を完了。初日は暴風の予報が出ているが「強風もどのくらい吹くかイメージできない。また別のコースになる。みんな条件は一緒かなと思う」と、翌日の本戦に集中した。
コンテストにはバッバ・ワトソン、シャール・シュワルツェル(南アフリカ)ら歴代王者も出場。マイク・ウィアは中止になる前の4番ホールで、ホールインワンを達成した。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)