2017年 マスターズ

オーガスタはドローが有利?それでもDJはフェードで攻める

2017/04/05 10:27
ジョンソンは世界ランク1位にたどり着いた足跡に自信を持っている

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(4日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435yd(パー72)

世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンは、絶好調のまま初のマスターズ制覇に臨む。昨年の「全米オープン」でメジャー初優勝。世界屈指の長距離砲は、球筋をフェードボールに変えたが、伝統的にドロー有利とされるオーガスタでの戦いにも自信を見せた。

今年2月に「ジェネシスオープン」を制して世界1位に到達すると、その後「WGCメキシコ選手権」、「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」と立て続けに勝利。参戦を予定していた前週の大会はキャンセルし、出場試合3連勝で乗り込んできた。

キャリア序盤のドローボール主体の攻めから、昨年3月以降、フェードボールの習得に取り組んできた。「飛距離が落ちたとは思わない。真っ直ぐ飛ぶようになった」。今季の平均飛距離は316.2ydで米ツアーナンバーワン。パーオン率75.3%もトップにいる。

左ドッグレッグや、フェアウェイが左から右に下る傾斜が多いオーガスタナショナルGC。右打ちなら右から左に曲がるドローボールが有効とされているが、ジョンソンは「ドローを打つ必要があるときには(1Wでなく)3Wを使う。確かに10番は(左に)曲げていかないといけない。でも、他のホールはフェードでも攻められると思っている」と言った。

「何週間(世界ランク)1位にいるかを数えたりはしないけど、正直言って気持ちは良い。できるだけこのポジションにいようと思って、より一生懸命練習するし、ゲームにも集中している」。一昨年は6位、昨年は4位。機は熟したはずだ。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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