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微調整が奏功の松山英樹「このショットが続けばトップを狙える」

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 2日目(17日)◇ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)◇7419yd(パー72)

「ショットに対するストレスは、ほぼなかった」と振り返った大会2日目。松山英樹は5バーディ、2ボギーの3アンダー「69」とスコアを伸ばして、通算2アンダーの20位に浮上。首位と8打差ながら、上り調子で決勝ラウンドへと駒を進めた。

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前日までの不安定さは影をひそめ、この日はいつもの松山らしい力強いショットが戻ってきた。1番は1.5mを沈めてバーディ発進。球がカップ右から転がり落ちて思わず笑顔をこぼしたが、幸先のいいスタートがこの日を象徴するかのようだった。

前半9ホールはフェアウェイキープ100%。パーオンを逃したのも、グリーン右のガードバンカーから3打目をミスした6番(パー5)だけ。「ショットはすごく安定していた。なんで、きのう出なかったのかなっていう思いもある」と自身も及第点をつける内容だった。

早々に2バーディを奪ったが、6番のボギーに続けて7番(パー3)はバーディチャンスから3パットで連続ボギー。10番もフェアウェイから残り100ydをグリーン手前のカラーへとショートさせる「イージーなところからのミス」。だが、悪い流れは自身のショットで断ち切った。

左サイドの池に沿って左へとドッグレッグする11番。フェアウェイから残り166ydに8Iを振り抜くと、高く舞い上がって軽いドロー軌道を描いた球は、ピンそば20cmにピタリと止まるスーパーショット。「あのバーディは大きかった」と、このタップインバーディをきっかけに、後半はボギーなしで3バーディを積み重ねた。「ショットは全体的に良くなっている。パットも少しずつ良くなって来ているので、(グリーンに)乗っけてパターで勝負出来てくれば面白い」。

前日のホールアウト後は、打撃練習はしなかった。自宅でイメージを膨らませるようなことも「しないです」と否定した。朝の練習場でひらめきがあったのかは、「うーん、それはどうでしょう。微妙です」と否定も肯定もしなかった。

この日は、ショット前にクラブヘッドを球の後ろで円を描くように旋回させ、その後30cmほど後ろに引いてから戻す、というルーティンを取り入れた。進藤大典キャディは「きのうの途中からやっていたかも」といい、本人も「あまり意識していない」としたが、微調整を繰り返して、しっくり来る形を求めるのが松山の日常だ。

首位は通算10アンダーと伸ばしているが、「まだそんなことを考えられる状況じゃない。きょうくらいのショットが続けて打てるくらいになったときに、やっとトップを狙うこともできると思う」という。だが、そのときは少しずつ近づいているようだ。(フロリダ州オーランド/今岡涼太)

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