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「ヤベエ!がヤバくない」石川遼 コース自己ベスト「68」

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 初日(2日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

石川遼は3バーディ、ボギーなしで回り、3アンダーの暫定18位タイと上々のスタートを切った。少ないチャンスを活かして3バーディ、ノーボギー。「68」は5年連続5回目の出場にして、同コースでの1ラウンド自己ベストスコアだ。

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過去4大会はいずれも予選落ち。正午前にティオフした石川はパーを並べた序盤戦を経て、6番で5mのフックラインをカップに沈め最初のバーディとした。その後も「アイアンの距離感が合わなかった。ロングパットばかり打たされた」と、なかなかチャンスに恵まれなかったが、大きなトラブルもなかったことがノーボギーラウンドを呼んだ。

ピンチらしいピンチは1Wショットを大きく右に曲げた8番だけ。そこもフェアウェイから残り38ydの3打目で見事なアプローチを披露。SWで登って下る傾斜に乗せ、ピンそば50cmにつけてパーを拾った。

安定感を求めた新しいスイングづくりの成果の一端が、この日は1Wショットに表れた。71.43%のFWキープ率もさることながら、大叩きにつながるようなミスが軽減されている。「やっちゃったかな…というスイングをしたときのボールの飛び方が変わってきた。当たった瞬間に『これ、ヤベエ!』と思ったやつが…『あ、そんなにヤバくないな』と思える。自分にとっては、それがかなり大きい」

後半15番(パー5)ではティグラウンドで1Wを手に顔をしかめたが、ボールはフェアウェイの右サイドに。同じく右に飛び出した18番も、フェアウェイに残った。2打目をピンそば4mにつけてバーディフィニッシュ。十分に上位で戦えるポジションで発進できた。

「調子がいいのか悪いのか分からない。もっと自分の高い精度のモノを打てるように。妥協せずにやりたい」と、今年に入って技術的な未熟さを厳しく見つめる言葉が目立つが、持ち前の明るさが失われたわけではない。2万人収容のスタンドがある16番(パー3)では、グリーンを捕えながら7mのパットを残したティショットにブーイングも飛んだ。それに対し、石川は両手を広げ、声援を煽る仕草でギャラリーと“かけ合い”をして場内を盛り上げた。上位での戦いを続ければ、もっと大きな興奮が待っている。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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