松山英樹、終盤ダボも首位に接近 7バーディ量産で6位浮上
2017/01/07 13:15
◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 2日目(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
首位と4打差の7位タイからスタートした松山英樹は、終盤17番をダブルボギーとしたものの18番(パー5)でバーディを奪い返し、7バーディ、1ダブルボギーの「68」をマーク。首位との差を3打に詰め、通算9アンダーの6位タイで大会を折り返した。
ショットは引き続き安定。初日から首をひねるパットは2日目も「(良い)感触はなかった」というが、前半からバーディを重ねて首位に詰め寄った。3番から3.5m、2.5m、3mと決めて3連続。さらに8番(パー3)では、グリーン右の傾斜を使ってピン左1.5mに寄せて4つ目。続く9番(パー5)も30ydの3打目をピンにからめ、通算9アンダーで早々に首位に並んだ。
「やっぱり痛かった」と振り返ったのは、初日の最難関ホールにランクされた17番。1Wの1打目を左に曲げ、ボールは茂みの中へ。ピンまでは残り247yd、グリーンの手前には深い谷が待ち受けている。「ライは良くなかったけど、行けるかなと思った」。5Iで強振したが、空中で失速して谷底へ。最終的に4オン2パットとし、「状況判断ができていなかった。仕方ない」と肩を落とした。
それでも、すぐに流れを呼び戻すのが今の松山だ。最終18番では3オン1パットとし、バーディフィニッシュに「大きかった」とうなずいた。「そんなに良い感じじゃないゴルフでも、この位置にいられている。悪くはない位置でホールアウトできているので、少しでも伸ばしていきたい」と、バーディ合戦必至の後半戦に目を向けた。(ハワイ州カパルア/塚田達也)