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松山英樹×石川遼 対談こぼれ話(2) 好きなコースは

対談こぼれ話

2016年末のGDO企画「松山英樹×石川遼 対談インタビュー」、お楽しみいただけましたでしょうか。シーズン終盤に某所で行った今回の対談の取材時間は3時間近くにも及びました。全4回にわたってお送りしましたが、ここでは本編には収まりきらなかった、こぼれ話をお届けします(全2回)。今回が本当の最終回。話は世界中でプレーしてきたふたりが好きなコースを厳選してもらいました。

■好きなコースを教えてください

石川:ん?ひとつですか?それは難しくない?

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松山:難しいよ。無理。いくつかでもいいですよね。はい、まずオーガスタナショナルGC(マスターズの会場/ジョージア州オーガスタ)。

石川:そうだね。おれもオーガスタ、ひとつ。

松山:あとファイヤーストーン(WGCブリヂストン招待/オハイオ州アクロン)、ミュアフィールドビレッジ(ザ・メモリアルトーナメント/オハイオ州コロンバス)。あとイギリスのミュアフィールド(全英オープン等/英国スコットランド)。考えてみると、おれはロングコースが結構好きみたいだな。(2014年に勝った)ミュアフィールドビレッジでさ、1番ティにすごいスタンドがあったんだよ。次の年メモリアルに行ったときにはなくて、「あれ?なにこれ?」って思ったもん。

石川:おれはオーガスタ以外には…ハーバータウンGL(RBCヘリテージ/サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド)

松山:おれはダメだな…大っ嫌い、おれ…

石川:あと…和合(名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース=中日クラウンズ/愛知県)。

松山:おお。和合、おれは…(苦笑い)。日本では昔、小樽CC(国内男子ツアーでは過去にサン・クロレラクラシックを開催。現在は女子ツアーのニトリレディスの舞台/北海道)が良いコースだと思っていた。

名コースほかにも

石川:あとはロイヤルメルボルン(2011年プレジデンツカップ/オーストラリア)。どこも短いホールを難しくしているのが好きなんだ。頭を使って、選手の個性を生かすオプションがいろいろあるのが良い。パー4だったらティショットで楽をするか、セカンドで楽をするかということを考えさせられる。

松山:あとはリビエラCC(ジェネシスオープン/カリフォルニア州)も良いコースだね。もっと良くなると思う。

石川:リビエラの10番は良いなあ。
(編注/315ydと短いパー4で1オンが可能な距離だが、砲台気味のグリーンの攻略は困難を極める。2014-15年シーズンの平均ストロークは4.087とオーバーパー。ジャック・ニクラスがかつて「世界最高のパー4のひとつ」と称賛したことでも知られる)

松山:あれは、ほんとにスゴイ。もうちょっと易しくしてもいいんちゃうかな?…と思うくらい。

石川:もう少しグリーンが軟らかくてもね。

松山:あの硬さだったら、グリーンの横幅があと2ydずつ欲しいな。3ydずつ広げたら、ティショットもセカンドも結構ラクに見えてしまうだろうけど。

石川:前後に1ydずつ広げるだけでも、だいぶ易しくなるんじゃないかな。あの距離で、難しいパー4の部類に入って、480ydのパー4なんかと平均スコアが同じってすごい。

松山:あとはトーリーパインズGC(ファーマーズインシュランスオープン/カリフォルニア州)も良いんだけど、ロングゲーム主体になっちゃうね。

石川:チェンバーズベイGC(2014年全米オープン/ワシントン州)はどう思った?

松山:あれね、コース全体が緑色だったら、洋芝(ベント等)で、もう少しアップダウンが少なければ、すごく良いと思う。

石川:おれもあそこは良いコースだなと思ったんだ。敢えてあの芝にしたんだと思うんだけど…。ティグラウンドが水平じゃなかったりしたのはビックリしたな。フェスキュー芝のグリーンも。

松山:本当に「もったいない!」って感じ。全米オープンのとき、批判が集中したけれど、あれはコース自体への批判じゃないと思うんですよ。芝とセッティングへの批判だった。芝をあれだけ枯れさせたらかわいそうだった。すごく面白いコースなので、メジャーをまたやってもいいと思う。優勝がパープレーか、オーバーパーのコースになるんじゃないかな。

(完)

松山選手は今週1月5日(木)に始まる「SBSトーナメントofチャンピオンズ」、石川選手は19日(木)開幕の「キャリアビルダーチャレンジ」で新年最初の試合を迎えます。

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