スコアと内容は反比例 石川遼は落とした後半に手応え
2016/11/04 10:41
◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 初日(3日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)◇ 一時は3アンダーまで伸ばしながら、後半に2つスコアを落とした石川遼は、1アンダーの暫定66位で、約9カ月ぶりとなる米本土復帰ラウンドを終えた。
10番スタートのこの日は、1オンを狙える15番でバーディを先行させると、続く16番(パー5)は残り208ydを5Iで2オンに成功。「当たりは良くなかったけど、ぎりぎりグリーンに載ってくれた」と、2パットで連続バーディとした。18番でも5mを沈めて、前半を3アンダーで折り返した。
それでも「緊張プラス、自分の調子もあまり良くないのかなという感じはあった」という前半。逆に3番、8番(パー3)と2つのボギーをたたいた後半に、4番、6番、7番という3つのパー4で、イメージ通りのティショットが打てたことに手応えを感じていた。
「(4、6、7番のティショットは)自分でアドレスした方向に、狂いなく、イメージ通りの球筋で打てていた。1日やって、そういうショットが3回というのは、そういう状態なんだと思うけど、でも何も分からないで終わるよりはいい」と石川。
「全体的に横に流れていたスイングがマレーシアのときから多かったけど、そこは修正できそうなところまで来た」と、細かな具体的課題を1つずつクリアしている。
ホールアウト後は、係員に声を掛けられドーピングテストに連れていかれた。「もう慣れっこですよ」と笑った石川。トップとの差は大きいが、その下は団子状態。まだまだ、チャンスは残されている。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)