2016年 ツアー選手権byコカ・コーラ

世界1位ジェイソン・デイの悲劇 腰痛で棄権、10億円のチャンス消滅

2016/09/24 10:18
世界ランク1位のデイは腰痛により棄権した(Kevin C. Cox/Getty Images)

◇米国男子◇ツアー選手権byコカ・コーラ 2日目(23日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)

世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)が、4位タイで迎えた2日目の前半8番ホールをプレー中に腰痛のため途中棄権。2週間前のプレーオフ第3戦「BMW選手権」から2試合続けての棄権となり、思わぬ形でシーズンの閉幕を迎えた。

6番(パー5)でバーディを奪い、前のホールでたたいたボギーを帳消しにしたデイ。7番までパープレーとして首位争いに加わっていたが、変調は左サイドに池が沿う8番で起きた。1打目を左に曲げて池に打ち込むと、ティグラウンドから150ydほど前進して打った3打目も大きく右に曲げてラフへ。残り94ydの4打目もグリーン手前にショートし、この時点で棄権を申し出た。

デイは今季のプレーオフ最終戦にフェデックスランク4位で進出。優勝すれば他の選手の成績に関わらず、初の年間王者と1000万ドル(約10億円)のビッグボーナスが手に入る立場にいた。2015年はランク1位で最終戦を迎えながら大会10位に終わり、タイトルをジョーダン・スピースに奪われた。それから1年、リベンジを誓って臨んだ舞台で再び苦い記憶を残すことになった。(ジョージア州アトランタ/塚田達也)

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