世界で10人!松山英樹の最終戦3年連続出場のすごみ
◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 最終日(11日)◇クルキッドスティックGC(インディアナ州)◇7567yd(パー72)
全4戦のプレーオフシリーズは今大会を終えてフェデックスカップポイントランキング上位30人が、22日(木)開幕のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」の出場権を獲得した。
ランキング1位は「BMW選手権」で今季3勝目を飾ったダスティン・ジョンソン、2位に第1戦「ザ・バークレイズ」を制したパトリック・リード、3位にはプレーオフ3戦いずれも4位フィニッシュのアダム・スコット(オーストラリア)が続いた。レギュラーシーズンを1位で終えたジェイソン・デイ(オーストラリア)が4位に後退。2戦連続2位のポール・ケーシー(イングランド)が5位に浮上した。
積算ポイントはランキング順にリセットされ、上位5人は「ツアー選手権」で優勝すると無条件で年間王者のタイトルを獲得、ボーナス1000万ドル(約10億円)を手にする。6位のロリー・マキロイ(北アイルランド)以下25人は優勝が年間王者戴冠への最低条件。他選手の動向によって逆転の可能性がある。
リッキー・ファウラーは今週59位と低迷し、ランキング22位から31位に滑り落ち、シーズンが終了した。セルヒオ・ガルシア(スペイン)はランク32位、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は同36位。「リオデジャネイロ五輪」金メダリストのジャスティン・ローズ(イングランド)は同51位で終えた。
松山英樹は第2戦終了時点で、3年連続での最終戦出場が決定。レギュラーシーズンを終えた段階のランキング12位から17位に後退したが、ことしもラストゲームに臨む。不調にあえぎながらも、確固たる結果は残した。「それは良かったと思う。これをどんどん(何年も)続けたい。プレーオフでの出来が悪かったらなかなかできない。その辺は良かったと思います」
2014年以降の3シーズンで最終戦進出を逃していないのは松山を含め、ダスティン・ジョンソン、リード、デイ、マキロイ、ジョーダン・スピース、ジミー・ウォーカー、マット・クーチャー、ケビン・ナ、バッバ・ワトソンの10人だけだ。(インディアナ州カーメル/桂川洋一)