決定的瞬間から家族ほのぼのシーンまで…美しきパー3コンテスト
マスターズ開幕前日の恒例行事「パー3コンテスト」は6日、本コース脇のパー3コースで行われた。例年、アザレアや藤の花に囲まれた美しいコースで、家族やガールフレンドなど親しい人がキャディを務めるなどリラックスした行事。ホールインワンが過去最高の9個も飛び出す展開となった今年も、選手たちは普段とは一味違う和やかな表情を見せた。
同組でプレーしたジャスティン・トーマス、リッキー・ファウラー、ジョーダン・スピースの3人。トーマス(写真左)とファウラー(同中央)は同じ4番ホールで相次いでホールインワン! ホクホクとカップのボールを拾い上げに行く2人と、入らなかった前年覇者スピースの笑顔には微妙な温度差が…。大勢のパトロンの前で、そりゃ、そうなっちゃうといういたたまれないシーン。
2014年の米ツアー年間王者ビリー・ホーシェルは、奥様のブリタニーさんと娘のスカイラーちゃんをキャディに起用。スカイラーちゃんは、自分用のパターのグリップをガジガジ噛んだり、グリーンに座り込んだり自由奔放でパトロンたちの目を和ませた。ちなみにそのあとは、最後はパパの肩に担ぎ上げられ、次のホールへと移動することになった。
かつて米ツアーで最もセクシーな男とされた飛ばし屋ダスティン・ジョンソン。その唇を待ち受けているシーンを見せたのは、婚約者のポーリナ・グレツキーさんだ。絵になるのもそのはず。過去には米ゴルフダイジェスト誌の表紙を飾って話題になったこともあり、モデルとしてのキャリアを持つ。父は「アイスホッケーの神様」ともいわれる伝説的選手ウェイン・グレツキーだが、ポーリナさんの方はいわゆる「セレブ」として若いころから芸能メディアに狙われる存在感だったという。現在は一児の母。
ほかにも鏡のような水面と美しいグリーンのコントラストが映える一枚や全員の両手が上がった一瞬など、今年も、ある意味では選手以上にフォトグラファーの腕が鳴るパー3コンテストとなった。