2016年 バルスパー選手権

スネークピットはパットで我慢 岩田寛がイーブン発進

2016/03/11 09:54
風の強い午後のプレー。岩田寛は25位で初日を終えた

米国男子ツアー「バルスパー選手権」が10日、フロリダ州のイニスブルックリゾートで開幕。岩田寛は3バーディ、3ボギーの「71」(パー71)で回り、イーブンパーの25位タイとまずまずの滑り出しを見せた。

出だし10番でティショットを左サイドのバンカーに打ち込むボギースタート。午後の強い風がボールを運ぶ難コンディションで、岩田は13番(パー3)で2つ目のボギーを叩いた。2オーバーで迎えたのはカッパーヘッドコースの難関3ホール、16番からの“スネークピット(蛇の巣穴)”。しかし「インスタートで2オーバーだったし、そんなにドキドキしなかった。スコアは悪いけれど“良い意味”で」と、すべて1.2m以上あるパーパットを沈めきり、3ホールをすべてパーでまとめた。

耐え忍んだ前半のプレーは、バックナインにつながった。折り返し直後の1番(パー5)は打ち下ろし、フォローの風、ドローボールの要素が一体となり、ティショットはなんと379ydを記録した。ビッグドライブに「どっかに跳ねたんじゃないですか」と冷静だったが、アイアンで2オンさせて2パットのバーディ。続く2番で3m強を沈めて2連続とした。

4番(パー3)の3パットボギーで再び後退したものの、「(芯に)当たらなかった」という8番(パー3)の第1打は右からの風と、左に下る傾斜に身を委ね、ピンそば3mについてバーディ。ショットについては「(試合前に)練習で良い感じだったのはなくなってしまった。また新たにやるしかない」と悩み気味だが、首位と4打差のスタートだ。

この日、苦しめられたのは「重くて、硬かった」というグリーンの感触だった。1m強のパーパットが何度も残り、そのたびに周囲は息をのんだ。

「もっとタッチが合っていれば“お先”にいけるからラクだけど…。これくらい重くて、傾斜が強いところにカップが切られていると難しいんですよね。(3パットをした4番で)ひとつ外してしまったし。ああいうのもタッチが合っていれば、(バーディパットで)寄せられたはず。前半もそうでしょう」

2日目は午前スタートとなる。「パターのタッチと風がどう吹くのか、というところ。あしたスタート前にまた考えます」。出場3試合ぶりの決勝ラウンド、そして上位進出には早い段階での対応力がものを言いそうだ。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)

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