オーガスタナショナルGCが隣接コースの土地を買収か
2016/03/01 16:00
男子メジャーの「マスターズ」を開催するジョージア州オーガスタナショナルGCが、用地拡大のため、隣接するオーガスタCCの一部の買収を進めていると、米ゴルフウィーク誌(電子版)が関係者の話として伝えた。
同誌によると、オーガスタナショナルGCが拡張を目論んでいるのは、コースの最も南に位置する土地。13番(パー5)のティグラウンドを後方に下げるための敷地だ。買収額は2700万ドル(約30億円)ともされる。
11番ホールから連続する3ホールは、「神への祈りが必要なほど難しい」と言われる“アーメン・コーナー”として知られるが、左ドッグレッグの13番は全長510ydと、現代のパー5としては短い。
2014年大会では優勝したバッバ・ワトソンが、左サイドの林を越える圧巻のティショットを披露し、2打目をウェッジでショットするシーンが話題になった。15年大会の同ホール平均スコアは4.5461(対パー:-0.4539)で、18ホールのうち最も易しかった。同年5位に入った松山英樹も最終日にイーグルを決めている。
「マスターズ」通算6勝のジャック・二クラスは「最近の選手たちの飛距離をもってすれば(13番の)ティショットは、本来求められるものよりも易しい」とコメント。「けれど、拡張に伴って(13番ティに隣接する)12番のグリーンまでも後方に下げてほしくはない」と見解を示した。
両クラブは現段階でコメントを発表していていない。