2016年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ

ゴルフとテニス「4大大会」日本人初制覇に期待 気になる日程は?

2016/02/15 17:11
松山英樹(写真右)、錦織圭(左:Stacy Revere/Getty Images)の両エースは日本中の期待に応えられるか

岩田寛がカリフォルニア州のペブルビーチゴルフリンクスで惜敗した14日(日本時間15日)、同じ米国のテネシー州メンフィスでは、テニスの錦織圭が「メンフィス・オープン」で大会初の4連覇を成し遂げた。

前週の「フェニックスオープン」では松山英樹が米国ツアー2勝目を挙げており、ゴルフ、テニスともに日本勢が海外で活躍している。そんな中、ゴルフファン、テニスファンが現実味を持って待ち望んでいるのは、それぞれの「4大大会」での日本人による初優勝だろう。

ゴルフは「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」「全米プロゴルフ選手権」のメジャー、テニスは「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン選手権」「全米オープン」のグランドスラムが、それに当たる。4大大会に加え、今年は両競技ともリオデジャネイロ五輪がある。

1月の全豪では、錦織が2年連続でベスト8に入った。次のグランドスラムは5月22日に開幕する全仏だが、昨年はベスト8まで勝ち進んでいる。8月29日からの全米では2014年に準優勝した。

ゴルフは4月7日~10日に開催されるマスターズが、今季のメジャー初戦。松山は昨年、5位で終えた。これまでの日本勢最高位は、2009年の片山晋呉の4位だ。7月28日開幕の全米プロでは昨年、21位に入った岩田が2日目にメジャー最少ストロークタイの「63」をマークした。

今年は8月に五輪も開催され、特にゴルフは112年ぶりに競技として復活する。ゴルフ、テニスとも世界ランキングに基づいて各国代表が決まるが、松山と錦織はほぼ当確。日本勢のビッグゲーム制覇に向け、期待は高まる。

日程4大大会・五輪
1月19日~2月1日(T)全豪オープン
4月7日~10日(G)マスターズ
5月22日~6月5日(T)全仏オープン
6月16日~19日(G)全米オープン
6月27日~7月10日(T)ウィンブルドン
7月14日~17日(G)全英オープン
7月28日~31日(G)全米プロゴルフ選手権
8月6日~14日(T)リオ五輪
8月11日~14日(G)リオ五輪
8月29日~9月11日(T)全米オープン
※(T)はテニス、(G)はゴルフ

松山英樹
1992年2月25日生まれ(23歳)。PGAツアー2勝。世界ランキング12位。2013年にプロ転向し、ルーキーながら日本ツアー賞金王を獲得。14年に米ツアーに本格参戦し、初優勝。昨シーズンは未勝利ながら8度のトップ10入りで、賞金375万8619ドル(約4億2800万円)を獲得した。

錦織圭
1989年12月29日生まれ(26歳)。ATPツアー11勝。世界ランキング7位。2007年にプロ転向し、08年にツアー初優勝。14年「全米オープン」で準優勝した。15年には世界ランク4位を記録。昨シーズンは3勝を挙げ、賞金330万2055ドル(約3億7600万円)を獲得した。

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