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岩田寛は変わった風向きに苦戦 今季初トップ20にも視線落とす

暴風雨は去ったが、安全面を考慮して、ギャラリーを入れなかった月曜日のトーレパインズGC。前日から持ち越された米国男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」最終日に、岩田寛は6ホールで4ボギーを叩き、通算2オーバーでホールアウト。最終ラウンド「80」、順位は18位タイで、長かった72ホールを完走した。

「耐えなかったら100とかいきそうだった…」と話し、ふうっと息を吐いた岩田。南からの風が北寄りに変わり、クラブハウスに戻っていく上がりホールは向かい風となって難しさは増した。「最悪でした。風向きが変わっちゃったので、昨日あのままやりたかった」。

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再開直後の13番(パー5)は、ラフからの2打目に5Wを選択したが、芝に負けて目の前のラフに止まり、4オン2パットのボギー。そこから、4連続ボギーとした。だが、同組で回ったジョナサン・ベガス(ベネズエラ)は「80」、ベン・クレーンは「81」。平均スコアは「77.9」と、最終ラウンドとして1983年以降ではツアー史上最悪(メジャー大会を除く)で、苦労したのは岩田ひとりではなかった。

「今の状態をなかなか抜け出せない。また元に戻る感じ」と、今季初のトップ20にも岩田の表情は沈んだまま。「また、ゆっくり考えます」と視線を落とした。次週は出場権が回ってこない見込みで、次戦は2週間後の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」となる予定だ。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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