2016年初戦は予選落ち 松山英樹の自己評価は?
2016/01/30 11:39
「結果がすべてなんでね」。カリフォルニア州のトーレパインズGCで行われた米国男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」2日目に、サウスコースを2バーディ、6ボギーの「76」で回った松山英樹は、通算イーブンパーでカットラインに1打届かず予選落ちした。あっけない幕切れとなった2016年初戦に、何の弁解もしなかった。
スタートの1番から不穏だった。ピン上1.2mからのパーパットがカップに蹴られてボギーが先行。3番(パー3)では、15mのファーストパットを3mオーバーさせて3パットのボギーとした。
上がり2ホールを含め、数えただけでも、この日カップに蹴られたパットは4度あった。だが「悪いストロークをしているわけじゃないし、ラインがひと筋違ったというだけでなにも気にしていない。それよりもショット」と松山。
フェアウェイキープは初日の4回に比べて7回へと改善したが、「一貫性がないというか、打ち方がバラバラだった。何か一つ安定したものがないとこうやって崩れていく」と自己評価は厳しい。オフに重点的に取り組んできたというショットだが、「(スイングを)変えても変えなくても結果がすべて。そこにつながっていないということは、まだ何かやらなくちゃいけないことがある」と続けた。
外から見ているだけでは分からない、松山のスイングを支える“ある感覚”。それがまだ、体の中にしっかりとは住みついていない。「今週、早く終わったら終わったで、来週に向けて良い準備ができる。ショットの練習をしたい」。次週、2年続けてトップ5入りをしているフェニックスでこの悔しさを晴らしたい。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)