昨年は体調不良で欠場 谷原秀人「プレーできるだけで幸せ」と上々のスタート

米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」が14日、ハワイ州のワイアラエCCで開幕。今大会8度目の出場となる谷原秀人は5バーディ、1ボギーの「66」にまとめ、首位と3打差の4アンダー20位につける上々のスタートを切った。

「相性が良い？いつもそうですねえ」と話すワイアラエCCとの良好な関係は、過去の戦績を見ても明らかだ。2006年には5位、14年も8位に入るなど2度のトップ10フィニッシュを記録。「何が、というものはないけれど、（米ツアーでは）唯一、距離が短いから戦えるんですよ」と、総距離7044yd（パー70）と距離のないコースセッティングを一例に挙げた。

長く推薦枠を設ける主催者の期待に応えてきた谷原だが、昨年はハワイ入り後から体調不良に祟られ、初日スタート前に無念の欠場。今年も「（体調は）微妙ですけどね…」としながらも、「今年はプレーできるだけで幸せ。2年連続で体調不良で休みとかになったら、もう一生ソニー出られないですよ」と笑顔を作った。

オフに「ちょこちょこ変えてきた」というショットは、初日スタート前の打撃練習場で「また、ちょっと変えてみた」と軌道修正を続けながらも、「当たるようになったので御の字かな」と手ごたえは良好。2年越しの恩返しに向けて、残り3日間も全力を尽くす。（ハワイ州ホノルル／塚田達也）