3度の池ポチャ 松山英樹「ケガの影響はない」
2015/11/05 18:15
中国・上海郊外にあるシェシャンインターナショナルGCで開幕した世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」の初日、松山英樹は5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」で回って1アンダー54位。上がり2ホールで3ストローク落とし「今日の調子からしたら(ミスが)出そうな感じだった」と表情を強ばらせた。
松山にしては珍しくミスが続いた。前半最後の18番(パー5)の2打目と、折り返した2番(パー5)の2打目はともに池へと打ち込んだ。それでも、ドロップ後の4打目をピンに絡めて2ホールともパーセーブ。スコアカードに傷をつけることはなかったが「ミスしたらいけない方向にミスをした。フィーリングが合っていない」と、ショットの不満が口をついた。
「良くなりつつあった」という中盤は、3番2m、4番7m、5番2.5mと立て続けにバーディパットを沈めて一時は4アンダーまで伸ばした。しかし、8番(パー5)をボギーとすると、最終9番の2打目はグリーン右へ、この日3度目となる池ポチャ。ダブルボギーフィニッシュとし「ミスがミスになってしまうコース。トップとの差は大きいので、ミスを少なくしないと追いつけない」と自らを戒めた。
前日のプロアマ戦を途中棄権した右足首の怪我の影響は「ない」、調整不足も「関係ない」と松山は言う。この日は予防のためにテーピングを施したが、はた目にはそれすら感じさせなかった。
「伸ばさないと上位には入れない。8ストロークあるけど、それを徐々に縮めていけたらいい」。スタートラインを飛び出したら、あくまで全力でゴールを目指すだけだ。(中国・上海/今岡涼太)