2015年 フライズドットコムオープン

シーズン開幕戦は26位 マキロイもパットに悩む

2015/10/19 11:05
マキロイが来場者にプレゼントしたのは、このヘッドカバー

3年前までは「フォールシリーズ」と言われた年終盤の戦い。以前は翌シーズンのシード権をかけた下位選手たちの争いが話題となり、多くのトッププレーヤーは“秋の陣”を休養に充ててきた。2013年のスケジュール変更に伴い、10月開幕となった現在でも、一流選手の多くがその流れを踏襲している。

そんな中、シーズンのオープニングゲームを担うようになった「フライズドットコムオープン」には今年、世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が参戦。通算9アンダーの26位タイで終えた。

出場を予定していた昨年大会は、2カ月前になって急きょキャンセル。カリフォルニア州シルバラードCCのファンは大いに残念がった。迎えた今年は、大会初日からマキロイの1Wを守る、セントバーナード犬のヘッドカバーを多くの来場者にプレゼントし、大ギャラリーを引き連れた。

3日目にはティが前方に設定され、多くの選手が1オンを狙った17番パー4で、後ろの組の選手のティショットが頭をかすめるシーンがありヒヤリ。打ち込んだのは最終的にプレーオフで優勝したエミリアーノ・グリージョ(アルゼンチン)だった。

友人とサッカーをしていた最中に左足首を故障した昨シーズン。8月の「全米プロゴルフ選手権」で復帰してからというもの、パッティングに苦しむ試合が続いている。

今大会は初日から1ラウンドのパット数は31-28-30-27。「精神面の問題でしかないと思う。うまくいかなくても、毎ホールしっかりプレーしなくては」。ナパバレーのワインは楽しんだ1週間。最終日の最終ホールも6mのバーディチャンスを外し、ため息をついた。(カリフォルニア州ナパ/桂川洋一)

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