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松山英樹、自己ベスト“63”で猛追「手ごたえはある」

ここ最近のうっぷんを晴らすかのようなラウンドだった。米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦「BMW選手権」の2日目。初日の残りと合わせて24ホールをプレーした松山英樹は、第2ラウンドでツアー自己ベストに並ぶ「63」を記録するなど、この日1日で10バーディを奪う圧巻のゴルフを演じた。通算7アンダーへとスコアを伸ばし、19位に順位を上げた。

午前7時半、第1ラウンドの残りとなった後半4番グリーンから長い1日は始まった。5番でラインの読み違いから3パットのボギーを先行。この時点で3オーバーとした松山だが、ここから10バーディを積み重ねていく。

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手始めに、第1ラウンド残りの6番と8番でバーディ奪取。ホールアウト後にすぐ始まった第2ラウンドの序盤は、2番、3番、5番と3m以内のバーディパットをことごとく外したが「うまく我慢した」。

前日までの強風は影をひそめ「風が今日くらいだったらやりやすい。風が吹いたら吹いたでコースを広く使えたりする」と、安定したショットでチャンスを量産。7番で7.5mを沈めると、続く8番(パー5)は3打目をピン右1.5mにつけて連続バーディとした。「(7番より)どちらかというと、8番の方が大きかった。ずっと短いパットを外していたので、そこが入ってすごく良いプレーにつながった」と勢いに乗った。

突如、決まり始めたパットだが「入ったら、入りだしたという感じ」と松山はあっけらかん。「(入ったら)自信が増えてくるんじゃないですか?バーディを獲ることが、一番良い薬」。松山にとっては“良薬は口にも甘し”か。

終わってみれば、第2ラウンドは8バーディ、ノーボギー。この18ホールで、パーオンできなかったのは2ホールだけだが、その2ホールともグリーンエッジまでは運んできた。「この2日間、そんなにアプローチをしていない」。ショットの復調、それにパットが噛み合えば、こういうスコアが生まれてくる。

36ホールのツアー最少ストロークタイ記録「124(通算18アンダー)」で逃げる首位ジェイソン・デイ(オーストラリア)との差は11打。「特に“63”という数字は気にしない」という松山だが、「63」は、今年2月に優勝争いを繰り広げた「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」3日目以来の自己ベストタイ。「手ごたえはある」と言い切った。(イリノイ州レイクフォレスト/今岡涼太)

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