2015年 ウィンダム選手権

ウッズが2年ぶり首位で週末へ 続くタイガー狂想曲

2015/08/22 11:36
連日ウッズを囲む大観衆。週末はさらに熱狂的な応援が響きわたりそうだ

米国男子ツアーのレギュラーシーズン今季最終戦「ウィンダム選手権」2日目。フェデックスランク187位からのプレーオフ進出(同125位以上が条件)を狙うタイガー・ウッズは7位からスタートし、1イーグル、5バーディ、2ボギー「65」で通算11アンダーの首位タイに浮上。圏内に入るには単独2位以上が求められる中、リーダーボードのトップに立って決勝ラウンドに突入する。

ウッズが首位で2日目を終えたのは、最後の優勝となった2013年「WGCブリヂストンインビテーショナル」以来で、48度目のこと。過去47試合では37勝を挙げており、焦点はプレーオフ進出だけではなく、ツアー通算80勝目の達成に変わりつつある。

午後0時50分のスタート時間に合わせて、この日も大勢の地元ギャラリーが大会初出場のウッズに集中。21日付けの地元紙『News & Record』によると、初日の観客動員は2万4000人を記録し、「これだけのギャラリーは見たことがない」というトーナメントディレクターのコメントを紹介。さらに2日目は3万人と発表され、今週を通して計4万9000枚の追加チケットが発行されているという。

「今週の雰囲気は最高だ。とてもたくさんの観衆が我々を応援してくれるし、とても楽しくプレーができている」と、ウッズも連日のように熱狂的なギャラリーへの感謝を口にした。そんな観衆の興奮が最高潮に達したのは、後半15番(パー5)だった。フェアウェイから228ydを4Iでピン左3mにつけ、首位をとらえる会心のイーグル。“Go!Tiger!”コース中に響き渡った声援は、しばらく鳴り止まなかった。

ウッズの首位争いを受けてか、大会の運営側はこの日、週末のギャラリー駐車場の追加設営を発表した。タイガー狂想曲は週末も続くのか。ウッズは3日目、午後2時(日本時間の23日午前3時)にトム・ホジーと最終組からスタートを切る。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)

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