2015年 バーバゾル選手権

石川遼は22位 日替わりの内容に「まだ半信半疑」

2015/07/19 10:06
首位と6打差の22位で最終日を迎える石川遼。言葉にビッグスコアへの期待をこめた

首位と4打差の20位で予選ラウンドを通過した石川遼は、米国男子ツアー「バーバゾル選手権」3日目を4バーディ、2ボギー「69」(パー71)でプレー。3日間60台(68-69-69)を揃えながらも通算7アンダーの22位に後退し、首位との差は6打に広がった。

2日目は低調気味だったショットの精度は、決勝ラウンドに入り復調。フェアウェイとグリーンを外したのはわずかに3度ずつで、3日目のフェアウェイキープ率78.57%、パーオン率83.33%は、ともに今週3日間の自己ベストだ。

一方で、グリーン上との噛み合いの悪さがチャージへの勢いを削いだ。「前半は良くなかった」というアウトでは、5m以内のチャンスを外すこと4回。後半は12番で8mを決めるなど3バーディを重ねたが、最終18番は2mを外してのボギーでラウンドを締めくくった。

この日のショットについては「内容はだいぶ良くなってきた」と初日に続く手応えを口にしたが、調子そのもに対しては「まだ半信半疑。今日は手応えを感じたけれど、昨日は崩れかけたこともあった」と、納得には至っていない。ショット、パットの日替わりの調子と、噛み合わせの悪さが、上位に近い位置にいる石川の口調を鈍らせている。

そんな自分を鼓舞する意味合いもあるのか。「明日が楽しみな形で終えることはできた。ビッグスコアを出せる要素はあると思うので、それに向けて頑張りたい」と前向きな言葉を並べた石川。海外メジャー「全英オープン」開催中の陰で、静かに闘志を燃やした。

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