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2015年 トラベラーズ選手権
期間:06/25〜06/28 場所:TPCリバーハイランズ(コネチカット州)

3戦連続予選落ち…石川遼「そんなに焦りはない」

コネチカット州にあるTPCリバーハイランズで行われた米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」の2日目、石川遼は1バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「74」(パー70)とスコアを落とし、通算2オーバーで3戦連続の予選落ちとなった。

この日の乱調を予感させたのは、スタートホールの10番。4Wの第1打を右へとOBさせて、いきなりのダブルボギーを喫した。13番でも前日に続いて1Wのティショットを右サイドの池に入れるなど、ときおり大きなミスショットが飛び出して足元をすくってしまう。折り返した3番、4番の連続ボギーで3オーバーまでスコアを落とすと、石川の今大会はほぼ終わりを告げた。

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「シーズン中の1試合だと思って、うまく消化していくしかない。良くなるまでにもう少し時間が掛かる。シーズンの残りは少ないけど、その中で1試合、2試合、良い試合があればシードに届くと思うので、そんなに焦りはない」。

昨年12月の沖縄合宿には、プロコーチの江連忠氏も参加した。「08年、09年くらいの体重移動をまたオフシーズンで感じられて、懐かしいなと。これくらい足と体全体を使っていかないと、自分の場合タイミングが合ってこないというのは、江連さんから教わったこと」と石川は振り返る。だが、渡米以降に予選落ちが続き、徐々にまたスイングが小さくなっていったという。

「スイングを変えると言うよりはリズム。自分が慣れ親しんだリズムを取り戻すこと」。その取り組みを始めてから2週間。「1Wがこの2週間で飛ぶようになってきた。そこは自分的にはすごく大事」。リズムとタイミングを重視する石川にとっては、1Wが一番の指標になるという。

父親の勝美氏にも、スイングを戻すことは報告した。「お父さんも“そっちの方がいいと思う”という感じだった。18、19歳くらいからスイングのことは、ほとんど自分でやってきた。良いと思うものをどんどん取り入れて、父は我慢していたと思う(笑)。あの頃は好奇心が半端なかったけど、今はそれが落ち着いてきた。自分は自分、みたいなところがある。これを続けていきたいと思う」。

ホールアウト後は練習場で思う存分打ち込んだ。次週の「ザ・グリーンブライアークラシック」で、また一歩前進したい。(コネチカット州クロムウェル/今岡涼太)

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