風がマキロイを翻弄 2つのダボでまさかの79位発進
2015/02/27 09:59
優勝候補の本命が風に翻弄(ほんろう)され、まさかの出遅れを強いられた。米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」初日。今季初参戦となる世界ランク1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は、前半アウトの2ダブルボギーを含む「73」(パー70)を叩き、予選カットライン圏外の3オーバー79位発進。首位と8打差で初日を終えた。
秒速平均12mの強風が舞った午後、マキロイは0時45分に1番からティオフ。多くのギャラリーが見守る中で放たれたオープニングショットは「急に右への風が強まった」という突風に流され、深い雑草が茂る右サイドのブッシュエリアへ。ボールは見つからずにティショットの打ち直しとなり、5オン1パットのダブルボギースタートとなった。
さらに、強いアゲンストの風が吹く5番(パー3)のティショットもグリーン手前の池に落とし、米ツアーでは昨年6月の「ザ・メモリアルトーナメント」以来となる1ラウンド2つ目のダブルボギーを喫した。
「午前スタートの明日は、風が穏やかな予報であることはラッキーだ。自分のプレーはすでにいつもの状態に戻っている。明日をアンダーで回ることができれば、再びゲームに戻ってこられるはずさ」。風が小康状態になった上がり2ホールを連続バーディで締められたことが、せめてもの救いだ。(フロリダ州ウエストパームビーチ/塚田達也)