米ツアーでプロがラウンド直後にプロポーズ！

美しきペブルビーチGLは絶好の舞台装置だった。カリフォルニア州で開催の「AT＆Tペブルビーチナショナルプロアマ」初日。試合出場中のツアープロがラウンド直後、グリーン脇でガールフレンドにプロポーズした。

マーク・ハバードは25歳のツアールーキー。コースに近いサンノゼの出身で、下部ウェブドットコムツアーから昇格して今季の出場権をつかんだ。

アウトから出た初日、左サイドに太平洋を望む18番（パー5）をパーでまとめ「72」。だがスコアなど、この時ばかりはどうでもよかった。クラブをキャディに渡すと、グリーンサイドにひざまずき、メーガン・マクリーさんに結婚指輪を差し出した。返事はもちろんOK！「Meghan Will you marry me?」の文字が並んだ電光掲示板の前で、ギャラリーから大きな拍手で祝福された。

アイデアの発端は義理の母だった。「お義父さんに結婚の許可をもらいに行ったときに、浮かんだんだ。（プロポーズは）なにかゴルフに絡めるといいんじゃないかって」。家族は承知済みで、あらかじめ許可を出していたツアーも協力して演出をサポートした。

「プレーは本当にフラストレーションの溜まる、退屈な一日。ずっと最後のホールのことばかり考えていた。最後は3パットするかと思ったけれど、本当に2パットで決められてよかった」と、一安心。結婚式の日取りは未定だというが「あしたプレーするモントレーペニンシュラでするよ！」とジョークを飛ばして緊張のラウンドを締めくくった。（カリフォルニア州モントレー／桂川洋一）