晴れやかな表情で羽田空港から渡米した石川

次週22日（木）にスタートする米国男子ツアー「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で2015年の自身初戦を迎える石川遼が15日（木）、羽田空港からの渡米に先立ち、出国会見を行った。

昨秋に開幕した2014－15年シーズン。10月に3試合に出場した石川は、カリフォルニアでシーズンを再開させる。昨年12月、沖縄県内で行った3週間の自主トレのあとも、関東近郊で自主練三昧。12年、14年に出場した今週の「ソニーオープンinハワイ」は「年末もトレーニングの毎日。今年に関してはしっかり時間をかけて、準備を急ぎたくなかった」とスキップした。年末年始は家族や友人との時間を過ごし、充電を完了させた。

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2008年1月にプロ転向。8年目の今年は、米ツアーのメンバーとして3年目のシーズンだ。掲げた目標はただひとつ。「去年は目指した内容には届かなかったが、シードも獲れた。今年はもうひとつ上のもの、PGAツアーで優勝するということ、そこだけを目指してやっていきたい」と力を込めた。

「いままでは自分が勝つ実力があると思うことは、例えトップ10に入っても難しかった。今年はやるべきことができている。自分もその力があると思えるようになっている」

フルシードを持つ今季だが、現段階でメジャーの出場資格はない。「3月までに優勝争いを1回、2回できるゴルフを目指していきたい」。4月のメジャー初戦「マスターズ」行きのチケットも貪欲に狙って行く。（東京都大田区／桂川洋一）