2015年 ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ

休み明けの一戦 松山英樹の目覚めは?

2015/01/08 14:04
風光明媚なカパルアだが、吹き抜ける風の読みが難しい

2015年の米国男子ツアー初戦「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」に初出場する松山英樹が7日(水)、ハワイ州マウイ島にあるプランテーションコースatカパルアで練習ラウンドを行った。前日にアウト9ホール、そしてこの日はイン9ホールを回って、初コースの感触を確かめた。

「アップダウンもあるし、日本より風も強い。いろんなショットを要求される」とコースの印象を語ったが、「(年末年始で)一週間休んでいるんでね…」と、ショットに完璧さを求めるのは時期尚早。「ミスするものだと思って、ショートゲームでカバーしたい」と、肩の力を抜いて開幕2日前を過ごしている。

今週のコースは、普段よりパー3が1つ少ないパー「73」。17番は508ヤード(パー4)、18番は663ヤード(パー5)とスコアカードの数字は長い。それでも、フォローの風が吹いたこの日は、17番の2打目は残り200ヤードを7Iでグリーンオン、18番も2打目を3Wでグリーン横の花道まできっちりと運んだ。

「トップ選手とか、1カ月(クラブを)握らない人とかいるし、それですぐスコアを出すのが信じられない」と松山は言うが、年末の宮崎合宿でつかんだショットの手応えは、「フィーリングは悪くない」という状態でまだ体の中に残っているという。その境地に近づくのも、遠い未来の話ではないだろう。

やっかいなのは、時差マイナス19時間のハワイでの時差ぼけだ。現地入りした2日前は19時半に寝て深夜1時に起きた。その後は20時、22時と寝付く時間は遅くなってきているものの、「朝がやばい。起きても眠い…」と苦しんでいる。「ダメですね、ハワイの時差ぼけは。5回来て、5回とも時差ぼけで…」と、さすがの松山も苦笑いするしかなかった。(ハワイ州カパルア/今岡涼太)

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