米国男子ツアー

ウッズ、復帰ラウンドは自身の大会最悪スコアでビリ

2014/12/05 08:42
まさかの?最下位発進…ウッズの復帰ラウンドは屈辱の結果を強いられた

まさか、か。それとも予想の範囲内か。フロリダ州アイルワースG&CCで開幕した米ツアー外競技の「ヒーローワールドチャレンジ」初日。約4か月ぶりの戦列復帰となったタイガー・ウッズは1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「77」、5オーバーと崩れ、最下位の18位で自身のホストトーナメントをスタートさせた。

8月「全米プロゴルフ選手権」以来の実戦は苦々しいものになった。「何をやってもうまくいかなかった日のひとつ。ここまでひどいスコアを叩くとは」。メジャー14勝の名手はラウンド後、時折口元に笑みを浮かべながら出来を嘆いた。

1番から2連続ボギーと出端をくじかれ、7番(パー5)で3つ目。右ドッグレッグの8番ではティショットを左のフェンス際まで打ち込み、セカンドで無理な体勢から木に当てるトラブルを経て、4オン2パットのダブルボギーを叩いてさらに後退した。

後半に入り、2打目をバックスピンでカップをかすめさせた12番で最初のバーディを奪ったが、バウンスバックにはつながらない。13番(パー5)ではグリーン右サイドからのアプローチを2度ダフって痛いボギー。17番(パー5)の3打目も同じミスでボールが砲台グリーンを上らず、ロープの外を静かにさせた。

「77」は同大会における通算53ラウンドでのワーストスコア。「ショートゲームが悲惨だった。ここまでひどいのはもう驚くしかない。ミスが多すぎる」。腰の痛みは癒え、前妻との自宅のあった、かつてのホームコースでの失態を悔いた。ウッズが最後に4日間を戦ったのは7月「全英オープン」まで遡る。残り54ホール、挽回を見せられるだろうか。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)