2014年 フライズドットコムオープン

開幕戦初日は43位 石川遼の手応えは?

2014/10/10 11:25
「やるべきことはできてきている」。初日1アンダーの石川遼は前を向いた

米ツアー2014-15年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」初日。10番スタートの石川遼は、序盤に2ボギーを先行させながらも16番から3連続バーディで盛り返し、後半は1バーディ、1ボギーのパープレー。1アンダーの43位タイに「スコア的にはもう少しいけたと思う」と悔しがった。

前半12番では「パッティングのフィーリングが良かったので、簡単に打ち過ぎた」と、90cmを外しての3パット。15番(パー3)はグリーン奥から強い下り傾斜のパットを3mオーバーして、2つめの3パットボギーとした。「(15番は)手前が池。ハザードに入れないことが今シーズンのテーマなので、それは1つクリアしていた。ファーストパットもパンチが入ってオーバーしたわけではない」と、2ボギーとしながらも心の整理はできていた。

16番(パー5)ではピン上9mからのパットが強めに入ったが、カップの真ん中に消えてバーディ奪取。「2打得した。(入らなかったら)完全にグリーンを出ていた」と苦笑い。だが、そこから3連続バーディにつなげて前半を折り返した。

「アウトの方がやりやすいと思っていた」という後半だったが、逆にショットがぶれ始める。4Wで放った6番のティショットは、打った瞬間クラブから手を離して左ラフへ。ここはパーで踏みとどまったが、続く7番(パー3)のティショットもバンカーにつかまりボギーとしてしまう。

練習、プロアマ、そして初日と同じリズムとルーティンを心がけていても、「(6番は)4Wで、スピン少なめで280ヤードくらい飛ばしたいという感情が入り、ちょっとずれたんだと思う」と、その繊細な違いを分析した。

それでも、「徐々に試合でできるようになってきている感はある。あとはステップを踏んでいくだけ」と自らに言い聞かせるように前を向いた。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)

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