2014年 ツアー選手権byコカ・コーラ

打球がギャラリーのポケットに!マキロイが2位浮上

2014/09/13 07:01
最終戦こそ逆転優勝なるか…マキロイは首位に2打差で週末へ

米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」2日目。1アンダーの11位タイから出たロリー・マキロイ(北アイルランド)が6バーディ、1ボギーのベストスコア「65」をマークして通算6アンダーの2位タイに急浮上した。

前半のうちに2つスコアを伸ばしたマキロイは、12番で残り158ヤードをピンそば2メートル強につけてバーディ。上位争いに割って入ると、17番で6メートル、18番で8メートルを鮮やかに沈め、2連続バーディでホールアウト。「最高のフィニッシュで、週末に向けていいポジションにつけられた。今日は練習場からいいウォーミングアップができて、感触も良かったんだ」と自信たっぷりの表情で語った。

この日一番のハイライトは14番ホールだったかもしれない。1Wでの300ヤードを越えるティショットが、右サイドの木に当たり、なんと男性ギャラリーのハーフパンツの右ポケットに入るという珍プレーが起こった。競技委員を呼び、取り出したボールをそのギャラリーがいた場所に無罰でドロップして2打目を放ち、グリーンオン。「ポケットに手を突っ込んだかって?いや、やめておいた。自分のポケットも汗ばんでいたから。別の人のはちょっとね…」。2パットでパーを拾うまで、選手、観衆ともども笑顔が絶えなかった。

フェデックスポイントランキング4位で迎えた最終戦。逆転優勝となれば初の年間王者のタイトルを手にできる。

「今年はメジャーで2勝、WGC、それに欧州ツアーのフラッグシップイベント(BMW PGA選手権)でも勝った。それだけで最高のシーズンだけど、フェデックスカップのタイトルも加われば。あと2日、チャンスをものにできるところでプレーできたらいい」。前週までのプレーオフ3戦はいずれも、ビッグスコアで浮上を遂げた翌日に70台を叩いて後退している。ムービングデーはシーズンの締めくくりを占う一日となりそうだ。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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