小田孔明 アンプレヤブルからバーディ奪取で10位タイ

英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで開幕した海外メジャー「全英オープン」初日、自身4度目の出場となった小田孔明は、5バーディ2ボギーの「69」で回って3アンダー10位タイの好発進。「上出来です」と笑顔を見せた。

警戒していた立ち上がり。難易度の高い1番、2番は連続ボギーの空回り。だが、「楽しみながらやろう」というキャディ（前村直昭氏）の言葉が支えになった。

5番（パー5）ではティショットを左サイドのブッシュに打ち込み、球を見つけるのも困難なところを同キャディが見つけ出し、さらにアンプレヤブルからドロップしようとしたところ、「もっと後ろに下がれば（ライの）良いところがあるよ」と助言を受け、残り250ヤード地点のフェアウェイを選択。そこから5Wでピンそば3メートルにつけ、バーディとして波に乗った。

「アイアンの調子が良いのは分かっていたので、流れさえ引き寄せれば良いプレーができると思っていた」と振り返った小田。「キャディとの相性が抜群なので、ダボだけ打たないようにがんばります」と、まだまだ上を目指していく。（英国ホイレイク／今岡涼太）