2014年 全英オープン

小林正則 ドライバーを抜いて1番アイアン投入へ

2014/07/16 08:42
新兵器の1番アイアンを手にする小林正則。なぜがバックフェースには「Hitogami」の刻印が(最初から入っているとのこと)

昨年の「日本オープン」を制して、今週英国ホイレイクで開催される「全英オープン」の出場資格を掴んだ小林正則にとって、今大会は自身初の海外メジャー。開幕2日前の火曜日、3度目の練習ラウンドを終えた小林は、ドライバーを抜いたセッティングで挑む可能性が高いことを明らかにした。

この日は風も止んだ穏やかな天候。だが、月曜日、そして日曜日の練習ラウンドでは強い風がリンクスを吹き荒れた。「あの風だと、色々なバリエーションでやらないと対応しきれない」と小林は言う。そのバリエーションの1つとして手にしたのは、ミズノの1番アイアン(MP-H5)だ。

月曜日に初めて手にしたこのクラブは、硬い地面を転がって280ヤードの飛距離が出るという代物。「風が吹いたときのことを考えると、ほとんどこれで打つことになると思う。ライナーでランを稼ぎたい」と、主にティアップしたティショット用としてバッグに入れ、この日1度しか使わなかったというドライバーを抜く予定だという。

弾道が低いため、2打目以降で使うとバンカーに入るリスクが高くなる。そこで、1番アイアンの下は、3W、2U(16度)、3番アイアンという構成を考えている。

とはいえ、自身の調子は「最悪です」ときっぱり。「ショットが良くないし、この風だと力んじゃうので余計良くない。いきなり好転するとは思えないので、我慢強く食らいついて長いパーパットを決めていきたい」と、早くも“忍耐”のプレーを想定していた。(英国ホイレイク/今岡涼太)

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