2014年 フェデックス セントジュードクラシック

今田竜二は予選通過濃厚 上位を見据えて週末へ

2014/06/07 07:33
16番ではバンカーからあと一歩でイーグルのスーパーショット。今田竜二は好位置で週末へ

テネシー州メンフィスにあるTPCサウスウィンドで開催されている「フェデックスセントジュードクラシック」。連日の悪天候によるサスペンデッドを強いられながら、この2日目は第1ラウンドの残り5ホールと、第2ラウンドの16ホールをプレーした今田竜二は、通算1アンダー、暫定39位タイ。あす7日(土)、朝7時から残り2ホールを再開し、2試合ぶりの予選突破を目指す。

前日未消化分、第1ラウンドの前半に2ボギーを叩いた今田だったが、その後は徐々にスコアを伸ばしていった。1オーバーで第1ラウンドを終えると、その直後にスタートした第2ラウンドでは16ホールを終えて4バーディ2ボギーと1アンダーまで戻してきた。

14番(パー3)ではティショットを池に入れながらも、ドロップ後の3打目を2.5メートルにつけてボギーで切り抜け、中断を挟んだ直後の16番ではバンカーからの3打目が、あと少しで直接カップインのスーパーショットで楽々バーディ。「“持ってない”人はあんなものですよ」とイーグル逃しを自虐的に笑ったが、手応えは上々だ。

「昨日からショットはそんなに悪くないし、今日も引き続き悪くない。パットがちょっと入っていない感じがあるけど、バーディチャンスには付けられている」と話し、「練習しなくっちゃ」とパターを握りしめて競技中止後にクラブハウスを後にした。

暫定首位のベン・クレーンが12アンダーとスコアを伸ばしているものの、まだトップ10も充分に視界に入る位置。上位10位以内に入れば、2週間後にコネチカット州で開催される「トラベラーズ選手権」の出場資格も手に入れられる。12年にシード権を失い、現在フェデックスカップランク195位の今田にとっては、限られたチャンスでどれだけポイントを稼げるかがシード復活の鍵。残り2日、上位そしてトップ10を見据えた戦いに注目だ。(テネシー州メンフィス/今岡涼太)

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