2014年 ザ・メモリアルトーナメント

「爽快感があった」遼、充実のパープレー

2014/05/30 09:16
イーブンパーの45位発進にも充実した表情を浮かべた石川遼

変化は目に見えなかったかも知れないが、石川遼の中では大きな努力が小さな実を結んでいた。オハイオ州にあるミュアフィールドビレッジGCで開幕した米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」の初日、1イーグル3バーディ3ボギー1ダブルボギーのイーブンパーで45位タイとした石川は「だいぶエネルギーを使いました」と苦笑した。

石川が今週の課題としていたのは、「球を置きに行かず、どれだけ自分のスイングが出来るか」という心の問題。15番(パー5)で2オンに成功してイーグルを奪うなど、前半を1アンダーで折り返すと、試練は後半に訪れた。

1番ではフェアウェイから2.5メートルにつけたバーディパットがカップに蹴られてパー止まり。続く2番のティショットは、右サイドを流れるクリークに捕まってしまう。「正直、あれは置きに行ってしまった」と石川は言う。振り切ることで、結果的に真っ直ぐ行くのがゴルフの摂理。「ラインを出そうとしてしまった」と、ダブルボギーに繋がったこの1打を悔しがった。

それでも、不本意だったのはほぼそのショットだけ。7番、8番と連続バーディで1アンダーまで盛り返し、迎えた最終ホールのティショットは「今日イチくらいのショットが打てた」と胸を張った。4Wでのティショットは310ヤード地点のラフまで達し、第2打は深く強いラフに負けてグリーン手前のクリークへ。結果的にはボギーとなったが、「あの1打はすごく手応えを感じた」と収穫も大きかった。

「(9番は)置きに行きたくなるようなロケーションだけど、本当に良いスイングが出来た。ショットはこの3週間で一番良い。置きに行く中途半端なスイングは少なかったし、手応えは感じています」。来年をも見据え、さらなる成長を目指す石川は、「爽快感があった」とこの日の18ホールを総括した。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

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