2014年 バルスパー選手権

ドナルドソンが新たにSTMに 石川、松山、スピースらに続く新星は?

2014/03/13 07:39
昨年STM昇格の権利を手にしたタンパで行われる「バルスパー選手権」に帰ってきた

PGAツアーは12日(水)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が、スペシャルテンポラリーメンバー(STM)となったことを発表した。

同選手は前週の「WGCキャデラック選手権」を2位でフィニッシュ。ツアー外メンバーのフェデックスカップポイントを378点まで積み上げ、昨季の150位相当のポイント(278点=ジャスティン・ボリー)を上回った。これにより、今季の残りシーズンは主催者推薦による出場制限が撤廃され、レギュラーシーズン終了時点でツアーメンバーのランキング125位に相当するポイントを獲得すれば、来季のシードを獲得する。

今季、STMになったのは「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」で2位となったビクトル・デュビッソン(フランス)に続き、2人目となった。

下部ツアーや他地域のツアーを主戦場としている選手にとって、米ツアーのシード権を得るためには、STM昇格は最初の“関門”といえる。2012年には石川遼も同じステップを踏んでその後も試合に出場し、翌シーズンにツアーメンバーに。松山英樹もその権利を取得したが、推薦出場制限の撤廃前、わずか7試合でシードを獲得した。さらに今を時めくジョーダン・スピースが昨年、同じ権利を掴んだのは今週のタンパでの試合だった。

現在デュビッソン、ドナルドソンに次いでノンメンバーのランキング3位につけているのが、日本ツアーでも活躍したタイのキラデク・アフィバーンラトだ。昨年10月にマレーシアで行われた「CIMBクラシック」でプレーオフ進出を逃す3位で終え、飛躍を遂げた。本人もこの冬から目標も「マスターズよりもツアーカード」と宣言しており、まずは欧州の2人に続きたいところ。

なお、スケジュールの変更に伴い、2013-14年シーズンのシード獲得のボーダーライン(フェデックスカップポイント125位)は430点前後と見られている。

<ノンメンバーのフェデックスカップポイントランキング(3月9日まで)>
1.V.デュビッソン(フランス) 417点
2.J.ドナルドソン(ウェールズ) 378点
3.K.アフィバーンラト(タイ) 209点
4.R.スターン(南アフリカ) 203点
5.B.ケプカ(米国) 196点
6.R.カールソン(スウェーデン) 183点
7.J.オーレッド(米国) 163点
8.M.マナッセロ(イタリア) 157点
9.T.ジェイディ(タイ) 142点
10.F.モリナリ(イタリア) 139点

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