好相性大会で4差発進 石川遼「ゲームに集中できている」
2014/03/07 09:28
プエルトリコで開幕した米ツアー「プエルトリコオープン」の初日、石川遼は5バーディ3ボギー「70」の2アンダーで回って、首位と4打差の32位タイ。2年前に2位に入った大会で、まずまずのスタートを切った。
「ファーマーズインシュランスオープン」で7位タイとなって以降、直近3大会連続で予選落ちを喫していた石川だが、コースを吹き抜けた強風と共にスイングへの不安も薄まった。「今日は自分が思ったよりもゲームに集中できたと思う」。
最終9番ではティショットを右ラフに曲げ、2打目もヤシの葉に当たってグリーンを大きくショート。それでも、3打目を2.5メートルに寄せてナイスパーで切り抜けた。「パッティングだけは先週も良かった。こっち(アメリカ大陸の東岸)の方がグリーンも結構読めるし、タッチも出しやすい」。好相性のグリーンがショットに対するプレッシャーも和らげているようだ。
首位とは4打差。決勝ラウンドへ向けてこの差をキープしていきたいと石川は言う。「まだ、ちょっとしたミスジャッジとかがある。今日の2アンダーも自分的にはまだまだという感じ。明日から順位を上げていきたい」。WGCの“裏開催”でトップ選手不在の大会。自信を取り戻すには格好の場に違いない。