2014年 ザ・ホンダクラシック

石川遼は4連戦に突入 新クラブもテスト中

2014/02/27 09:02
昨年は予選落ちしたホンダクラシックだが、石川に気負う様子はない

前週の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の出場を逃し、2戦ぶりにツアーに復帰する石川遼は、今週27日(木)に開幕する「ホンダクラシック」から、「プエルトリコオープン」、「ヴァルスパー選手権」、「アーノルド・パーマーインビテーショナル」と4連戦を戦う。

フロリダ入り後の石川は、25日(火)まで連日、松山英樹と練習ラウンドで調整。開幕前日も松山同様でプロアマ戦には出場できず、会場内の練習場で時間を過ごした。

前回の出場試合「ノーザントラストオープン」では、ロサンゼルス近郊のリビエラCCのグリーンとの相性の悪さを今年も克服できずに予選落ちを喫した。しかしツアーメンバーになる前から、東海岸での試合には多く出場してきた経験があり「グリーンの芽はこっちの方があるかもしれないけれど、やりやすい。リビエラはラインの読み間違いがすごく多かった。自分の目から入る情報と足の裏から伝わる情報が合っていることが、東(海岸)の方が多いかなと思う」と、すっきりとした表情を見せている。

今週の練習では3番アイアンと同等の飛距離のクラブを数多くテストしている。アイアン型UT(Xユーティリティ プロトタイプ アイアン)、ウッド型UT(X2HOT)、そして新アイアンのAPEXアイアンの3種がベースだ。

約250ヤード先をターゲットとするが「もう3ヤード距離を伸ばしたい。0.15インチ短いシャフトを入れてもらったAPEXのヘッドがちょうどいいかもしれない」という高い精度を求めている。

「調子自体は良いです。その前の2試合は悪かったけれど、客観的に見て」と言葉には久々に手応えもにじませる。「気持ちとしては、淡々と試合をやりたい。一打一打、集中して落ち着いてやることをやりたい」。得意とする東海岸でのトーナメントを、大きなステップにしたい。(フロリダ州ウエストパームビーチ/桂川洋一)

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