50位の藤田寛之に焦燥感…“宿題”抱えて帰国へ
2013/11/03 19:11
中国・上海で開催された世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場した藤田寛之は、「75」「70」「68」「73」で通算2アンダーの50位タイで4日間の戦いを終了。4アンダーをマークした前日からは一転、最終日は2バーディ3ボギーでオーバーパーに終わり、「特に見せ場もなく、ミスも目立つラウンドでした」と肩を落とした。
「秋のゴルフ合宿のようでした」と今週を振り返った。練習環境やコースに恵まれたWGCの舞台で、藤田は自身のスイングを取り戻すことに必死だった。3日目のホールアウト後は、「フェードではなくストレートに当てるイメージで」調整を試み、練習場では良い球が出たというが、日曜日は「ほとんど芯に当たらなかった」と、一朝一夕では結果が出ない。
「早く自分のゴルフを取り戻さないと、なにか集中していけないような感じになっている」と、帰国後に待ち受ける国内ツアーの終盤戦を前に危機感を募らせた。年末には3連覇の偉業が掛かる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も控えている。
「昨日みたいなゴルフが出来ていれば自然に上位にいけると思うけど、今のゴルフだとまだ前の段階。なにか一つきっかけをつかみたい」と、宿題を日本へ持ち帰る。(中国・上海/今岡涼太)