体の状態は「分からない」 松山英樹、苦難の幕開けか

世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」開幕前日の水曜日、プロアマ戦に出場した松山英樹は、12時10分にスタートしてホールアウトしたのは日も沈みかけた17時20分頃。半袖でスタートした松山だが、18番グリーンに戻ってきたときはその上に薄手のジャンパーを羽織っていた。

背中の痛みを予防し克服するために、シャツの下は壮絶だ。背中にはテーピングを張り、腰には幅10センチほどのサポーターを巻いている。ホールアウト後には、柱を使って腰のストレッチを行った松山は、体の状態を問われても「分からないです」とぶっきらぼうにならざるを得なかった。

松山にとっては、今週は予選落ちがないのが、せめてもの救い。「自分のプレーができるように頑張りたい」と、祈りにも似た言葉を漏らした。（中国・上海／今岡涼太）