2013年 ウィンダム選手権

松山英樹 グリーンに惑い78位と出遅れ

2013/08/16 08:55
初日イーブンパーの松山は、最終18番ホールでリーダーボードを凝視していた。

ノースカロライナ州のセッジフィールドで開幕した米国男子ツアー「ウィンダム選手権」初日。松山英樹は3バーディ、3ボギーの「70」で回り、イーブンパーの78位タイと出遅れた。

穏やかな天候に恵まれた第1ラウンド、松山は前半3番(パー3)で9メートルを沈めてバーディを先行。さらに5番(パー5)では花道からのアプローチをきっちりと寄せて2つ目を奪い、序盤のうちに上位進出の足掛かりを作った。

しかし続く6番でフェアウェイからの第2打がピンを大きくオーバーし、奥から3パットを叩いてボギー。さらに9番、10番はいずれもパーオンを逃してボギーを叩いた。

「ショットは悪くないけれど、マネジメントが…。グリーンが止まると思ったらオーバー、止まらないと思ったらショートしてしまった」。傾斜が大きく、スピードの出る同コースのグリーンは、ショットの落としどころの判断がキーポイント。しかし2日前の練習ラウンドよりも、やや遅くなった芝に対応しきれなかった。多くのホールでロングパットを強いられ「そこに付けた自分が悪い。33パットですからね、20台になればアンダーパーで回れる」と唇をかんだ。

後半15番(パー5)のバーディでオーバーパー発進は免れたものの、最終18番、2メートルのバーディパットを外すなり、顔をゆがめ、言葉にならない思いを吐き捨てた。78位タイからの初日スタートは、米ツアーでは今季、プロ転向前の「ソニーオープンinハワイ」の130位に次ぐ2番目のワースト発進。「流れが悪かった。そういう日です」。2日目こそはスコアの伸ばし合いに加わりたい。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)

2013年 ウィンダム選手権