2013年 ウィンダム選手権

松山英樹 最終調整を終えて「今日良くても・・・」

2013/08/15 08:17
開幕前日は練習場で最終調整。段階的な目標を掲げた松山だが、その視線の先にはもちろん・・・

米国男子ツアーの「ウィンダム選手権」は15日(木)から4日間、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで開催される。レギュラーツアーの最終戦とあって、多くの選手にとっては来季のシード権獲得のかかる重要な一戦だ。しかし前週「全米プロゴルフ選手権を終えて賞金ランキングで113位相当の額を稼ぎ出し、今大会終了後の125位以内入りをほぼ確実にしている松山英樹も、変わらぬモチベーションを保っている。

開幕前日の14日(水)は、プロアマ戦出場のメンバーから漏れたため、午前中にコース内の練習場で時間を費やした。これまで使用していたものとは違う、クリーブランド製の3番ウッドをテストするなど、精力的にクラブを振った。

調子は「いいわけでも、悪いわけでも・・・」という状態とはいえ、あくまで気にするのは試合でのスコア。「今日練習で良くても、明日悪ければ意味が無い。絶不調でもスコアが出ればいい。今日は関係ないですよ」と普段の姿勢を貫く。前週からアドレスの修正に取り組んでいるが「試合でここを試したい、と言うのは無い。スコアを出すために、自分の持っている技術をぶつけるだけ」と、コースでは数字だけにこだわる。

現在の世界ランキングは自己最高の29位。今大会の出場選手ではB.スネデカーE.エルスS.ガルシアB.ハースZ.ジョンソンW.シンプソンに次ぎ上から7番目の選手で、今季の戦績からいえば、十分に優勝候補の一角にも挙げられる。それでも「まずは予選を通過したら、優勝を狙います」。今大会を制した場合、次週に開幕するフェデックスカップ・プレーオフにも参戦が可能となるが「優勝してから考えます」と落ち着いた様子だった。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)

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