2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル

松山英樹、T.ウッズと初の同組ラウンドが決定

2013/07/31 10:13
開幕2日前は練習ラウンドの前にグレーム・マクドウェルらのコーチであるピート・コーウェン氏に指導を受けた松山英樹。

世界ゴルフ選手権シリーズの「WGCブリヂストンインビテーショナル」は1日(木)から4日間、オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催される。直近のメジャー2戦連続トップ10入りを果たしている松山英樹は初日、2日目にタイガー・ウッズと同組でプレーすることが決まった。

開幕2日前、火曜日恒例のペアリング発表。第1ラウンドから2サムでプレーする同大会で松山の隣には、絶対王者の名前が記されていた。世界ランキング1位、今季既に4勝、そして同大会で過去7度の優勝を誇るウッズ。松山は初出場となるWGCの舞台で、大きな胸を借りることになった。

前週は「RBCカナディアンオープン」を戦った松山は、最終日の夜に陸路でオハイオ州入り。翌29日(月)は練習場で調整し、この30日(火)はスペインのゴンサロ・フェルナンデスカスタノと18ホールの練習ラウンドを行った。そのプレー中にPGAツアー関係者から、この組み合わせを聞いたが、表情を変えることなく練習を続けた。

松山は一昨年の秋、兵庫・マスターズGCで行われたチャリティプロアマにウッズが来場した際、握手を交わした経験があるが、一緒にプレーするのは初めてとなる。それでも「嬉しいですけど、まあ…。緊張?するんじゃないですかね」と口にした言葉も淡々としたもの。この日はショットが思うようにいかず、ラウンド後の練習では「後半はイライラした」と苦笑いを浮かべた。7400ヤード、パー70の難コースに対しても「ただ飛ばせばいいだけじゃなく、フェアウェイに傾斜があったり、木があったりと難しい。考えてやらないと。本当にタフなコースだと思う」と警戒心を募らせる。自身のプレーに集中するばかりだった。

大会は予選落ちがなく、全選手が4日間を戦う(第2ラウンド終了後に成績順に組替え)。目標に据える米ツアーの来季シード権獲得に、さらに接近するチャンス。それでも「調子は最悪なので、気を入れ過ぎてやるよりも、普段通りやるのがいいかなと思う。予選落ちが無いので初日から攻めていきたい」と冷静。初日からコースで最も多くのギャラリーを引き連れることは必至だが、等身大のプレーでタイガーと向き合う。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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