松山は9位タイで決勝へ「噛み合えばビッグスコアを出せる」
「RBCカナディアンオープン」2日目の松山英樹は、午後1時45分のティオフ。その序盤から、好調なゴルフでスコアを伸ばした。
2番(パー5)は2打目でグリーン奧まで運ぶと、アプローチを寄せてお先にバーディ。続く3番はボギーとするも、4番(パー3)では1.5メートル、5番では7メートルを沈めて連続バーディで通算5アンダーへとスコアを伸ばした。
後半も2つのパー5を含む3ホールでバーディを奪ったが、14番で3パット、15番(パー3)では、「手応えはあった」というショットが風の影響でグリーン手前のバンカーにつかまり連続ボギーとしてしまう。結局この日は6バーディ3ボギーの「69」、通算6アンダーとした松山は、首位と7打差の9位タイで決勝ラウンドへと駒を進めた。
「全英オープン」で4日間を通して76.4%(2位)だったパーオン率は、今週ここまで2日間では61.15%(56位タイ)と低迷。だが、パットでゴルフを作っているタイプと自認する松山は、「今みたいなゴルフができれば最高。自分の中ではすごく楽にゴルフが出来ている」と、精神的なストレスは多くない。
「パットは最近に無いくらい調子が良いです。パットに助けられている部分が沢山あって、ショットがなかなかうまく打てないのが課題」と松山。「でも、最後の方はボギーが続いたけど、うまくショットが打てるようになってきた。噛み合えばもっとビッグスコアを出せると思う」と力強い。
決勝ラウンドへ向けて、ショット復調が上位進出の鍵となる。「まぁ明日は3日目なんで、コツコツとスコアを伸ばしていかないといけない。ビッグスコアを狙って大崩れしてもしょうがないので」と松山は戦略を描く。「3~4打差くらいまでいければ、チャンスはあると思う」と、目指すのはあくまで“優勝”の二文字だけだ。(カナダ・オンタリオ/今岡涼太)