2013年 ウェルズファーゴ選手権

「内容もショットも良くなかった」 石川遼、滑り込みで決勝へ

2013/05/04 10:11
予選カットライン上の69位タイで辛くも決勝ラウンドに進出した石川遼

「内容もショットもあまり良くなかった」。ノースカロライナ州のクエイルホロークラブで行われている米国男子ツアー「ウェルズファーゴ選手権」の2日目。石川遼は2バーディ、3ボギーの「73」でまわり、通算2オーバーの69位タイで、辛くも予選カットライン上で今季6試合目となる予選通過を果たした。

目前の予選カットラインを目標に「4アンダーをイメージしてやっていこうと思った」とインからスタートしたが、立ち上がりの11番で早々にピンチを迎えてしまう。ティショットを左サイドのラフに入れると、2打目をグリーン右手前のバンカーに入れてしまい、3オン2パットのボギー。さらに16番でもティショットを右ラフに曲げ、2打目はグリーンを捕らえることができずにボギーとし、2ストローク落として前半を折り返した。

後半に入った4番では、ティショットをフェアウェイ右サイドのバンカーに入れてしまうが、2打目をピン1.5メートルにつけてバーディを奪取。続く5番(パー5)では、「自分ではすごく突っ込んだつもりだったけど、2~3メートル、全然届いていなかった」と3打目アプローチへの反省が口をついたが、このパットをねじ込んで連続バーディとし、スタート時の通算1オーバーに戻した。しかし、7番(パー5)では、「初日と同じミス」とティショットをフェアウェイ右サイドのクリークに入れてボギーとするなど、ショットの安定性を欠いた。

「原因は分かっている。その後の8番のティショットは良かったんですけど、また9番で同じような感じになっている」とラウンド中に修正を重ねるも、一番の反省点に「ドライバーショット」を挙げた。「自分でイメージした動きと、それをやったときに球がまっすぐ行くという結果。そういう繋がりが続いてくれば自信がついてくると思うので、ほんの微調整かなと思います」。石川は1ホール、そして1打に気づきを見いだし、滑り込みで入った決勝ラウンドへと臨む。

2013年 ウェルズファーゴ選手権