石川遼、最終5ホールで4ボギー「ゴルフにならなかった」

ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催中のメジャー初戦「マスターズ」3日目。4オーバーの55位タイから出た石川遼は「76」とスコアを落とし、通算8オーバーの56位タイで最終日を迎えることになった。

2日目を終えて首位と10打差以内にとどまり、2年ぶりに迎えたオーガスタでの週末ラウンド。「（通算）パープレーを目指して、4つ伸ばせればと思っていた」と第2組でスタートしたが、3番から2連続ボギーを叩いて、早々に後退した。

8番（パー5）で、フェアウェイからの第2打を3番ウッドでピンそば1メートルにつけ、イーグルを奪取し、中盤はバーディとボギーを繰り返す。しかし14番で右ラフからの第2打が2段グリーンを上りきらず、ボギー。「思ったところに打てていない。思うようにいかなかった。ゴルフになっていなかったと思う」。結局上がりの5ホールで4ボギーを叩き、上位進出はならなかった。

グリーン、フェアウェイは予選2日間よりも硬くなり、タイトなピン位置が難易度をより高めた。14番のショットも「あと2ヤード足りなかった」と言う。それでも「他のトーナメントよりも決勝ラウンドで学べることは多い」と滑り込みで手にした週末のプレー機会に感謝した。

今季のメジャー初戦は残り18ホール。今年は初めて同大会後に日本には帰らず、次週の米ツアー「RBCヘリテージ」に出場する。「初日のような内容を目指して、3アンダー、4アンダーを出せる内容を求めたい。それが4日間で1日ではさびしい」。シーズン中盤戦へ向けても、価値のある日曜日とする。（ジョージア州オーガスタ／桂川洋一）