マスターズ・ベストショット その4(2013年3日目版) by タケ小山
2013/04/14 12:29
ブラント・スネデカー/16番ホール 170y Par3
2008年、グリーンジャケットに手が届きながら、悔しい想いをしているスネデガー。今年で6回目になるマスターズでまたもやグリーンジャケットへ王手をかけたショットが16番(パー3)のティショットだった。
ピンの位置は16番で一番難しい右センター奥。ボールをピンの近くへ運ぶにはピンと右バンカーの狭いスペースへ打たなければならない難度の高いショットだった。このピンを狙うのならティグラウンドの左端から右バンカーへ打ち出すラインを取らなければならない。バンカーへ掴まればストロークを落とすことにもなる勇気のショット。
プレー終了後にスネデガーはこう言った。『明日何が起ころうとも、その為に32年間の人生を送ってきた・・・』その何が起ころうとも受け入れる準備は、まさにこの16番の一打から始まっているのかも知れない。(解説者/タケ小山)