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R.マキロイ 急きょ次週大会も出場「もっとプレーしないと」

テキサス州のレッドストーンGCで開催中の米国男子ツアー「シェル・ヒューストンオープン」。ビル・ハーススチュワート・シンクの2選手が通算11アンダーでトップに立つ中、ロリー・マキロイ(北アイルランド)は、通算2アンダーの54位タイで最終日を迎えることになった。

予選カットラインギリギリの48位タイで決勝ラウンドに進んだマキロイはこの日、1オンに成功したパー4、12番までに4バーディを奪取。しかし続く13番から2連続ボギー。最終18番ではティショットを左サイドの池に入れ、奥から7メートルのボギーパットはねじ込んだものの、大歓声の中を苦笑いでホールアウトした。

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「もちろん望んだ形のフィニッシュではなかったけれど、ポジティブなサインはいくつもあった。それを明日、そして来週への糧にしたい。そして最終的には2週間後のマスターズにね」。

「上がっている」という調子がなかなかスコアに結びつかないマキロイ。前日、次週の「バレロ・テキサスオープン」に急きょ出場することを決めた。メジャー初戦を前に、2連戦を戦うことにした。「昨日ホールアウトした時には頭になかったんだけど、(キャディの)JPが言ったんだ。『あとはラウンドをこなしさえすれば、良い準備ができると思うよ』って。そんなに気にしなかったけど、ランチを食べて、考え始めた。彼に『悪いアイデアじゃないね』って伝えたんだ。それから1、2時間考えて決めたよ」。

次戦はヒューストンから西へ約300キロ、サンアントニオに会場を移して行われる。このため、当初予定していたユニセフの活動によるハイチへの訪問はキャンセルすることになる。

「ドライバーショットはずいぶん良くなってきた。13番グリーンの時点では5アンダーまで行ったからね」とマキロイ。「いま自分に必要なのは競技に出ること」。今シーズンは昨季までに比べて出場試合数を減らす意向を示していたが、メジャー初戦を前に試合勘を養う。

「おかしなアイアンショットがいくつかあったけれど、もう少し実際に試合でプレーすればね。今週はあと1ラウンド回れるし、来週も4ラウンド回れたら、準備できるはず。良いサインが出てきているんだから」。すべては2年前に惜しくも逃したグリーンジャケットのため。わずかな時間で、臨戦態勢を整える。(テキサス州ヒューストン/桂川洋一)

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