2003年 全米プロゴルフ選手権

メジャー最終戦「全米プロ選手権」プレビュー2

2003/08/14 09:00

今季最後のメジャー「全米プロ選手権」開催コースとなるのがオークヒルCC。すでにラフの長さと深さ、そして上がり2ホールの厳しさなどが話題になっているが、初日を明日に控えた選手たちの感想を聞いてみた。

ケニー・ペリー
「コースは見た目どおりで妙な罠などはないんだ。グリーンもすべて奥から手前への傾斜という昔ながらの造りだ。開催前までに随分と雨に降られてフェアウェイもグリーンもかなり柔らかい。でも試合が進むにつれてどんどんと乾いて硬くなるだろうから、練習ラウンドの時の感触が狂ってくるだろうな。それが心配だよ」

アーニー・エルス
「そんなに長いコースではないけれど、全米オープンよりは長いね。それにラフは比べ物にならないくらい厳しい。全米オープンでも充分通用するコースだね。でもグリーンが柔らかいから、さほどのロングヒッターでなくてもフェアウェイをキープできれば、かなり良いスコアを出せるだろうな」

ルーク・ドナルド
「鍵は飛距離よりも正確性だよ。ティショットをフェアウェイキープできるかどうかが全てだね」

トーマス・ビヨーン
「いままでの全米プロの流れよりも全米オープン的なコースだと感じますね。このコースだとアンダーパーはさほど出ないだろうな。優勝スコアは5~6アンダー、10アンダー以上はあり得ないと思うよ」

オークヒルにはとてつもなく長い2つのパー4が上がりホールとして待ち受けている。17番495ヤードと、18番482ヤードだ。

アダム・スコット
「17番も18番もキツイね。17番は限界って感じかな?最高のドライバーを打っても残りを4番アイアンの距離が残る。雨が降ったり迎え風だったりしたら最悪だ」

デービス・ラブIII
「最も厳しい2ホールが続いているんだ。この上がり2ホールは今までに経験したことがないほど厳しい連続ホールだね。調子の悪い選手は苦痛な上がりホールだね。挽回を期待できない2ホールだよ。フェアウェイキープをしなければ、ボギーは確実。この2ホールを首位から2打差で迎えるのは嫌だね。この2ホールで逆転するのは至難の技だよ」

2003年 全米プロゴルフ選手権