今季2戦目の石川遼、スタートダッシュなるか? 選手会にも出席
米国男子ツアーの今季第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」は24日(木)、カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催。前週、自身の今季初戦となった「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で決勝ラウンド進出を逃した石川遼が引き続き参戦する。
今大会開幕の3日前、21日(月)から当地で練習ラウンドを行った石川は23日(水)、プロアマ戦に出場し最終調整を行った。大会は全選手が予選ラウンド2日間でサウス、ノースの両コースをプレー。決勝ラウンドは2008年「全米オープン」などの舞台にもなった、より難度の高いサウスコースを使用する。
13位タイの成績を残した昨年大会の予選は、サウス、ノースともに「69」をマーク。初日はバーディ量産が期待できるノースでのプレーとなり「ティショットをミスしても、セカンドでチャンスにつける可能性があるコース。ピンを狙っていって、チャンスをいかに決められるかという戦いになる。まずは明日のラウンドに集中したい」と狙うは好発進。一方で、スイング改造に着手した段階とあって「まだ軌道が安定しないので、試合と練習の繰り返しかなと思う」と、結果いかんに対しては冷静な姿勢も示した。
前日22日(火)の夜には、ツアーメンバーの一人として選手ミーティングに出席した。今回は昨年11月に、中尺、長尺パターに関するアンカーリングの禁止提案があった直後とあって、全米ゴルフ協会(USGA)からマイク・デービス氏も来場。活発に意見交換が行われる現場を目の当たりにした。「みんなが積極的で、日本ツアーとは少し違うなと思った。人数からしても、今回の試合に出場する選手の半数以上がいた。(ツアー側とも)コミュニケーションが取れていると思った」
石川は日本ツアーでは選手会副会長の一人を務める身。「今まで(国内の)選手会で『アメリカではどうやっている?』という話もよく聞いてきた。すべて真似しようというわけではないが、アメリカのやり方を大いに参考にして、日本で取り入れていく姿勢は持っていい」と、コース外での仕事についても刺激を受けていた。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)