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第34回ライダーカップ:練習2日目

練習初日は、コースの下見という目的で和やかなムードの中行われたが、練習も2日目に入ると本番さながらの緊張感が漂いはじめた。キャプテンたちは選手のペアリングや、それぞれの適正を判断するなど、戦略決定についてはツメの段階に入った。

カーティス・ストレンジ(米国主将)
「今日は、全員にオルタネートショットで真剣勝負をさせた。打ち直しは許可しなかった。もちろんパットの練習もさせず、本番のルールに基づいてプレーさせた」

欧州チームも、同じく本番さながらのオルタネートショットで2日目の練習を行った。両キャプテンの狙いどおり、本番と同じ緊張感の中で、各選手はベストの状態を出せたのだろうか?これまで行われてきた記者会見で、最も緊張する大会がこのライダーカップだと多くの選手が語っている。それはチームプレーであり、自分だけの責任では済まないという重さがそうさせるのだろう。しかし1年間延期されたことで、現在調子がイマイチの選手もいる中、そのプレッシャーはいかなるものなのであろうか?

ポール・マギンリー
「通常は12名の選手が選抜された1ヶ月後にライダーカップが開催される。選抜される調子の良い選手達は自信を持って参戦できる。しかし今回は違う。選ばれたときは自身満々だった選手たちも、1年も時間が経つと状況は違う。1年間は長い。今年は調子が悪くなってしまったので、出場についてはかなり悩んだ。『どうしよう!?ライダーカップが始まっちゃうよ!』とね」

マギンリーは今シーズン苦戦中。22試合でトップ10入りは2回だけ。同じく欧州チームのルーキーのひとり、フィリップ・プライスも不調で、27試合でトップ10入りが2回だけ。

フィリップ・プライス
「調子が悪いときにライダーカップに出るのは辛い。でも大事なのはここで勝つか負けるかで、僕がスウィングで悩んでいることは誰も関心がないことだ。とにかくベストを尽くすだけ」

欧州チーム主将のサム・トーランスを悩ませているのは、不調なルーキーたちだけではない。キャプテン推薦の枠を与えたパーネビックや、大不振のウェストウッドの方が頭が痛いはず。ウェストウッドに関してはアメリカのゴシップ誌などには「欧州の弱点」とまで言われている。

リー・ウエストウッド
「そんな事が書かれている事は知らなかったい、興味がない(と言い切った後に雑誌を放り投げた)」

イェスパー・パーネビック
「前回のライダーカップでも始まる前に不調だと言われたが良い結果を出せた。その記憶が、今回も自分を少しだけリラックスさせてくれる。この大会に関しては、それまでの調子は関係ない。色々な感情が駆け巡る大会だから、その緊張感を乗り切れるかが全てなんだ」

アメリカ勢にも不安材料となっている選手がいる。2001年の全英チャンピオンでありながら、今季は怪我などで不調続きのデビッド・デュバルがその1人。今季20試合参戦でトップ10入りは1度だけ。そんなデュバルに対して記者団から飛び出すのは、調子の悪さを指摘する質問ばかりだった。

デビッド・デュバル
「正直言ってその質問には疲れた。4日間通じて評価してもらえれば、そんなに調子は悪いわけでない。14回グリーンを捉えているのに、少しのミスショットだけを見て不調だといわれても困る」

1989年の全英チャンピオンで、1991年大会以来となるライダーカップ出場を決めたマーク・マルカベッキアも調子の悪さが指摘されている。

マーク・カルカベッキア
「今年はプレーが安定していないことは事実だ。パットも調子が悪かった。でも先週の最終日にやっとパットの調子が戻ってきたから自信を取り戻してきた」

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